10月から12月まで、「きくこと」を巡る全3回のワークショップをひらきます。
この数年ずっと「きくこと」の探究を続けてきました。
それは僕自身の中にある「きけなさ」からの反動のようなものだったかもしれないし、それと同時に「きくこと」から広がる未知なる世界、他者や自分の内なる世界へ踏みだすことへの面白さを、感じていたからとも思います。
その内なる世界こそ、僕たちが現実に生きている世界、喜び、感動し、悲しみ、葛藤し、怒ったり、泣いたり、いろんなことを感じながら、僕たちが切実に生きている世界。
人や自分のそういった内なる世界に深くふれていくことは、時には怖さや不安を感じることもありますが、それを超えて、何にも代えがたい面白さや感動、何とも言えない充実感があります。
その僕が感じてきた面白さを、いろんな方たちと分かち合ってみたい。同じようなところで心が動く方たちともっと分かち合ってみたい。
この数年自分が「きくこと」を探究してきて感じたことは、傾聴力とか質問力とか共感力とか、知識的に得る技術やスキルのようなものは、本来的な「きく」とはあまり関係がないということ。
僕が何かに満たされたときの、その人との関わり合いの中には、そのようなものはあまり関係なく、ときには邪魔になることもあるぐらい。
むしろそのようなものは一度手放して、自分をひらいて待ってみる。
自分から必死に探しにいく必要はなくて、ただ自分をひらいて待ってみると、向こうからやってくる。もしくはもうすでにずっとここにあったものが、目が慣れて見えてくる。感じられてくる。人の話も、気持ちも、景色も、音も、自分の心の声も。 ひらくこと、待つことで、見えてくる世界を分かち合ってみたい。そんな内容のワークショップにしたく、タイトルを「耳の窓」と名付けてみました。
ピンっと来た方がいましたらぜひご参加ください。みなさんと「きくこと」について探究できることは、僕にとっては何よりもの喜びです。お会いできることを楽しみにしています。
中尾聡志
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-- ┼ 〇 耳の窓 〇 ┼ --
~ きくことを巡る、対話と実践のワークショップ ~
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聞くことの窓をあける。
一生懸命耳をすましていても、 窓がしまっていたら、 届く声はとてもぼんやりしている。
一生懸命耳をすましていても、 部屋を閉め切っていたら、 届く声は自分のことばかりかもしれない。
窓さえ開けることができれば、外に広がる声、音、世界が目に耳に自然に飛び込んでくる。
だれもが多彩な声色で、鮮やかな人生の景色を語っている。あとは窓をあけて、耳を澄まし、目をこらし、触れていくだけ。
初めは直接に触れていくことがしんどいかもしれない。そうしたらまた窓を閉めたらいい。ちょっと深呼吸をして、 準備ができたらまた窓をあける。開けたり閉めたりできるところに、 聞くことの自由がある。
これは、 相手の意見を引き出す技術でもなく、相手の気持ちに共感したり、癒したりするための技術でもない。
あなたが、人にふれ、世界にふれ、自分にふれていく、そのためのきっかけ、耳の窓をひらくための対話と実践のワークショップです。
人の話を聞くこと、 自分の声を聞くこと、対話や人との関わり方に関心のある方、ぜひご参加ください。
●詳細━━━
日 時:
・2018年10月30日(火)19時00分~21時45分
第1回 ~耳をひらく、待つ、味わう、響かせる~
・2018年11月27日(火)19時00分~21時45分
第2回 ~分からなさをひらく、ふれる、問いかける~
・2018年12月09日(日)13時30分~16時30分
第3回 ~関係をひらく、聞く、話す、循環する~
※終わったあとに懇親会を予定しています。
場 所:駒沢大学、桜新町付近の和室(参加者にお知らせします)
定 員:12名
参加費:10,000円
●お申込み━━━
ordinaryworld0420@gmail.comまで下記項目をご連絡ください。
・お名前
・ご連絡用メールアドレス
・当日ご連絡のつくお電話番号
●主催者━━━
中尾聡志「Ordinary World」代表 ファシリテーター・円坐守人
1978年4月埼玉生まれ。現在世田谷区在住。
ワークショップの企画・運営、対話の場づくりを手掛ける。2008年からワークショップや対話による場づくりを実践し、これまで手掛けてきたワークショップの数は500以上。人や集団の自発的変化を可能にする「聞く」在り様とは何か?をライフテーマに置き、対話の場づくりとワークショップの探究と実践を重ねている。
現在は「円坐」と呼ばれるテーマや目的の無い非構成の場を中心に活動。話し言葉を一字一句語尾まで辿ることを通じて、話し手の内的世界にふれる「ミニカウンセリング探究講座」を年間を通じて開催。
最近は様々な対話の実験を試みる場「OW-LAB(オーディナリワールドワークショップラボ)」をスタートさせた。
また即興演劇やピアノを通じた表現活動や、「影舞」「縁坐舞台」などの日本の思想を基にした舞台表現にも深い関心があり、探究、実践の場をひらいている。
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