「東屋」って、 山登りとかしてるときに時々見かける休憩所のこと。
それまで別々に山を登ってきた人たちが、 ちょっと休憩して腰を休めるところ。 いろんな人が同じ場所で同じ時間を過ごす。
ときには隣の人と、ちょっと言葉も交わしたり。
「山頂までもうちょっとですねー」
「いい眺めですねー」
「どちらからいらしたんですか?」
「あら、えらい遠いところから、私は、、、」
「それではまた、お気をつけて」
またそれぞれの山道へ。
僕も、僕の友人たちも、日々の毎日は、それぞれがそれぞれの山道を登ったり下ったりしていて。
でも、たまには会って、存在を確かめ合ってみたい。言葉は少なくてもいいのかもしれない。同じ時間を同じ場所でただじっくり過ごせれば。
東屋で落ち合って、景色をみながら、今のいどころが言葉になるならしてみたり。思わぬ意見の食い違いでぶつかることもあったり。今まで話したこともない話が出てくることもあったり。
そんなところに、また別の旅人がくわわってくるかも。もしくは近くで静に聞いている人も。
そして時間が来たら、みんなまたそれぞれの山道へ。
毎回、ひとり、僕の友人をさそって、 円坐東屋、ひらいてみたいと思います。
━━ 第1回の旅人:栗原雄平(くり)━━
くりこと、栗原雄平と会ったのはもう10年も前。友人が企画した「勝手に箱根駅伝」という、名の通り、 大手町から芦ノ湖まで、勝手にタスキつくって走って駅伝する という企画の、終わったあとの上映会で出会った。
自分の気持ちにまっすぐで思ったことがそのまま言葉になってる人。裏表がないからめっちゃ安心していろいろ語れる。
違和感とか気になることとかなんでも言ってくれるから会話が楽しい。社会問題とか政治とかの話を一番熱く語りあえる友人かもしれない。
と同時に心とか怒りとか葛藤とか、そういうのも真剣に語りあえる人。
2016年は一緒に政治がテーマの対話の会を企画したり、定期的に会うことが多かったけど、最近はなかなか会う機会がなくてどうしようかなと思ってたところ、向こうも久々に会いたいねってことになって、せっかくだから久しぶりにちょっと企画でもしようとなって、円坐を僕から提案したところ、是非にとなって、今回に至りました。
くりとどんな時間を過ごせるのか、またこの場にご縁あってつながってくれる方と、どんな円坐になってゆくのか、今からとても楽しみです。
中尾聡志
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<円坐東屋 第1回(旅人:栗原雄平)>
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円坐では、目的やテーマなどは決めずに、集まった方たちと円くなって坐り、 話したくなったことがあれば言葉にし、特に何もなければ静かに聞いている。
それぞれの過ごし方でその場をともにし、終わりの時間までを一緒に過ごします。
守人は、始まりと終わりの時間を宣言し、その中で語られる言葉を懸命に辿り、また坐衆の一人として一緒に言葉を紡ぎます。
始まってみるまで何が語られるか分からない、終わってみても何が語られたのか分からないかもしれない。でも確実にその場をともにした人たちにしか味わえない、言葉にできない何かが残ります。
日 時:2018年10月28日(日)13時30分~17時30分
場 所:「森の食卓」https://morinoshokutaku.jimdo.com/ JR「吉祥寺」駅から徒歩12分
井の頭公園を抜けた先、草花繁るお庭の奥にある一軒屋です。
定 員:8名程度
参加費:3,500円
守 人:中尾聡志
旅 人:栗原雄平
●お申込み━━━
ordinaryworld0420@gmail.com まで下記項目をご連絡ください。
・お名前
・ご連絡用メールアドレス
・当日ご連絡のつくお電話番号
●主催者━━━
中尾聡志「Ordinary World」代表 ファシリテーター・円坐守人
1978年4月埼玉生まれ。現在世田谷区在住。
ワークショップの企画・運営、対話の場づくりを手掛ける。今まで手掛けてきたワークショップの数は400以上。現在は「円坐」と呼ばれる非構成の場を中心に活動。「影舞」「縁坐舞台」「インプロ」などの即興表現活動も行っている。その他、NPO法人CoCoTに所属し、松戸市の高齢者見守り活動に従事。
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