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なぜ人と組織は変われないのか

 

最近読んでいる本でとても興味深い本がある。

 

「なぜ人と組織は変われないのか」

ロバート・ギーガン、リサ・ラスコウ・レイヒー

 

 

 

組織開発のコンサルティングを30以上実施してきた著者が、その経験から導き出した「人と組織が変化しないメカニズム」と「変化と成長を促すツール」を紹介している本。

 

メカニズムに関して簡単に言ってみると、「当人が心の底から望んでいる変化に対して、その変化を阻害している無意識の行動がある。その阻害行動は、当人の裏の目標を実現するために無意識に実施している。その裏の目標は、長年の人生で当人が作り上げた強力な固定観念によるものである。」というもの。

 

自分にもとても心当たりがある。特にこの1年はそういう自分の「裏の目標」を見続けてきた期間だった。

 

「自分の無力感を味わいたくない」

「人に無能なやつだと思われたくない」

「人間関係を壊したくない」

「いい人でなければ今ある関係は続かない」

 

などなど、

 

様々な「裏の目標」が自分にあることに気づき、無意識にしていた蓋を開けて、その目標につながる自分の固定観念を調べることをやっていた。

 

そんなところにたまたま読んだ本が、同じようなメカニズムと人や組織の変化の方法を書いていて、なんというベストタイミングだろうというのと、自分の内省をより深く確実なものにしたいと思い、熱心に読み進めています。

 

活用しているツールは「免疫マップ」というもの。

  • 第1枠 自分が達成したい変化 を書く
  • 第2枠 その変化の達成を妨げている「行動」を書く
  • 第3枠 その行動によって達成されている「裏の目標」を書く
  • 第4枠 その「裏の目標」の土台となっている「強力な固定観念」を書く

 

4つのステップを進めることで、自分がどんな裏の目標を持っていて、自分の望みを自分で阻害しているのか、そのメカニズムを明らかにして、組織のメンバーと共有することで、活発なコミュニケーションを生み出す、というもの。

 

今、第1枠、第2枠まで書き出して、今、第3枠を書いているところです。

 

まだ途中ですが、かなり効果が高そうだと感じています。

 

また時々、進捗を書いていきたいと思います。